菊類の生産計画のお知らせ

菊類の今シーズンの生産計画は、11月から6月まで前年対比103%になる見込みです。

組合では初夏に最初の生産計画を打ち出します。
計画の集計内容について、色バランスの片寄りが発生すると、再度生産者へ啓蒙し調整していきます。
組合としても、特に小菊は色バランスに注意を図り、リスク軽減も考慮し三色(白色、黄色、赤色)または最低二色は作付けするよう促がします。

次に計画通りに苗の確保です。苗を増殖している子会社のインドネシアでは供給体制は今が繁忙期です。
供給率は約15%。残りは自らで苗を作られる方々がほとんどです。
作る側としては、どうしても台風や雨に耐え抜く強い苗に行きがちで、白小菊に片寄ってしまいます。
それを色バランスよく誘導していくのが、営農指導部と販売部の連携です。

色バランスが理想通りに整えば、当然ながら組合の出荷期も市場向けへの仕分けや作業性の効率が迅速に図られます。
また市場では注文対応や前売りも非常に販売がし易く、お客さまへのご対応もスムーズにはかどると思います。

後は、自然災害(台風や豪雨)がないことを心から強く願うばかりです。
昨年は秋季に豪雨に見舞われ、赤小菊が相当に減ってしまいました。
今年は2号、9号、12号、15号と台風襲来が多いですが、苗の確保や平張防風対策ハウスの拡大で、現状では前年並みの生産量を確保できそうです。

このご報告でお客さまも安心できたのなら幸いです。

販売部 山城

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