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<今日>
組合員様へのお知らせ
年頭あいさつ 組合員様へのお知らせ

 新年明けましておめでとうございます。
組合員の皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 さて、昨年は東日本大震災の大津波と福島原発事故の発生は国内、外に大きな衝撃を与えました。
また、国内経済は政治の混迷や米国経済、EUの信用不安に起因する異常な円高・株安・ユーロ安、等が影響した厳しい年でありました。
 組合も、大震災の影響を受けお彼岸に花が売れない状況になり、その影響で安値が5月まで続きました。組合設立以来、始めて経験した厳しい年でありました。
 この危機的状況を克服するために組合独自に支援策(融資・購買の条件緩和・補填金の捻出・12月出荷精算前払い制度の制定)を行いました。
また農協中央会・JA沖縄と共に行政機関へ支援の要請を行い、沖縄総合事務局、沖縄開発金融公庫、県、市町村、の支援策を受ける事ができました。
その結果、組合員一人の離農者もなく新年につなぐ事ができ大変うれしく思っています。
 組合の昨年の年末出荷状況は、5月、8月の台風と11月〜12月の長雨、曇天による日照不足により出荷本数が減るのでは無いかと心配しましたが組合員の肥培管理等の努力により販売高、13億4,400万円(前年比103%)、出荷本数3,609万本(前年比109%)の実績をあげる事ができました。
予約注文もほぼ100%納品でき今年の年末の指定席を確保できたと思っております。大震災の影響やこの経済状況の中で昨年の年末の花は売れるのか?その後はどうなるのか?と心配していましたが、年末出荷で高値は無かったものの大震災の影響も無く例年通りの年末商戦に戻ったと確信し、“1月、2月、3月お彼岸、4月と花は例年通り確実に売れる”と手ごたえを感じた年末出荷でした。
 昨年、組合は任意組合設立から合わせて35周年になりました。35年の歴史の中では厳しい年も飛躍した年もありました。
竹は、多くの節をつくり続ける事により空高く伸びた強い竹ができます。昨年の大震災は竹に例え組合の大きく成長する為の節、さらに10年後・20年後と成長していくための大きな節だと考えています。
 今年1月に、担い手育成を目指しインドネシアのPTTIに研修・宿泊施設が完成しました。今日のグローバルな時代、外国との競争に生残る為には、グローバルな感覚を持てる研修制度が必要だと考えています。今後の担い手(後継者)には、インドネシアで研修し更にマレーシア・台湾等の外国の産地を視察し、その後に日本の花市場で研修を終え就農する体制を備えた担い手育成研修制度を固めて行きたいと思います。
 今年は辰年であります。龍が天に昇るように組合と組合員のみなさんの発展に向けさらなる飛躍を図ってまいる所存でございます。
 最後に本年が皆様にとって健康で充実した一年でありますよう、心からご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

慶祝   2012年  元旦
代表理事組合長 外間勝嘉


投稿者: editor 投稿日時: 2012-01-06 11:42:56
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